演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析液の違いによる透析中の副甲状腺ホルモンの変動

演題番号 : O-0451

田上 哲夫:1、冨田 兵衛:2

1:(社)優人大泉学園クリニック、2:優人クリニック

 

【目的】透析前後の副甲状腺ホルモンの変動を調査し、透析液組成の違いによる副甲状腺への影響を検討した。【方法】対象はカーボスター使用中の85例(カ群)、キンダリーAF3号使用中の121例(キ群)。透析前後のintactPTH、Caを測定し比較検討した。透析前後のiPTHの変動が20pg/ml未満を不変群、20pg/ml以上上昇した場合を上昇群、20pg/ml以上下降がみられた場合を下降群とし分析した。【結果】カ群のiPTHは透析前195±101pg/ml、透析後179±112pg/mlと低下傾向、キ群では透析前158±86pg/ml、透析後196±114pg/mlと上昇傾向であった。カ群でiPTH上昇群、不変群、下降群がそれぞれ32.1%、23.5%、43.5%であったのに対してキ群では59.5%、23.1%、17.4%と上昇群が多かった。カ群のCaは透析前9.2±0.7mg/dl、透析後9.9±0.6mg/dlと上昇したが、キ群では透析前8.9±0.6mg/dl、透析後8.8±0.5mg/dlとほぼ不変であった。【考察】カ群は透析前後のCaは上昇するが、副甲状腺に与える影響は少ないことが示唆された。

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