演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

骨代謝からみたiPTHの至適値の検討

演題番号 : O-0446

安冨 眞史:1、岡 紀子:1、大西 孝宏:1

1:山田赤十字病院 腎臓内科

 

【目的】副甲状腺ガイドラインでは生命予後の観点からiPTHは60<iPTH<180pg/mlが管理目標とされている。 【対象・方法】当院で2005~10年までに維持透析をされ4年以上の骨塩定量検査を施行した74名を対象とした。骨塩量は椎体正面のBone Mineral Density(BMD)で検討した。骨塩が増加した群(I群)と減少した群(D群)に分けiPTHを検討した。 【結果】BMDの変化はI群 0.015g/cm2であり、D群 -0.01g/cm2であった。iPTHはI群で209pg/ml 161±129pg/ml D群で147pg/ml 297±274pg/ml(中央値,平均値)であり有意差をもってI群でiPTHの値が低値であった。(p<0.01)iPTH 180pg/ml以下でのBMD変化は0.0040g/cm2 180pg/ml以上では-0.0025g/cm2であった。iPTH 300pg/ml以下では0.0052g/cm2 300pg/ml以上では-0.0056g/cm2であり300pg/ml以下の群が増加していた。(p=0.03) 【考察】今回の検討では、iPTHが上昇すれば骨塩が低下することが示された。iPTH 180pg/mlではBMDの変化率に差がなく300pg/mlでは有意差をもって変化率に差があった。そのため、骨代謝の面からはiPTHの値は高くてもよい可能性が示唆された。 

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