演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

二次性副甲状腺機能亢進症の治療戦略と酸化ストレス

演題番号 : O-0445

田中 元子:1、伊藤 和子:1、松下 和孝:1、徳永 晃己:2、丸山 徹:2、小田切 優樹:2、駒場 大峰:3、深川 雅史:3

1:松下会あけぼのクリニック 腎臓内科、2:熊本大学薬学部 医療薬剤学分野、3:東海大学 腎内分泌代謝内科

 

【目的】近年、透析患者においてビタミンD製剤あるいはシナカルセト投与によって、CVDリスクが有意に改善することも報告されている。今回私たちは、透析患者のSHPTに対する治療戦略と酸化ストレスの関係について検討した。 【方法】透析中のSHPT患者に,静注ビタミンDを11例に投与し、静注ビタミンD投与でコントロール不能な症例6例に対しシナカルセトを投与した。開始時、2、4週後の酸化アルブミン、血清Ca, Pi,intact-PTHも測定し比較検討した。 【結果】ビタミンD製剤投与前に比し, intact-PTH値は有意な変化を認めなかったが,アルブミン酸化度は有意に低下した。シナカルセト投与はPTH依存性にアルブミン酸化度を低下させた。 【結論】 SHPTに対するビタミンD投与およびシナカルセト投与は酸化ストレスを低下させることが明らかとなった。これらの治療戦略は、それぞれ異なった機序により酸化ストレスを改善し、CVDリスクを低下させる可能性が示唆された。

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