演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者におけるPTHによる骨代謝調節の影響因子(治療との関連)の検討

演題番号 : O-0443

原 宏明:1、加藤 仁:1、中島 徳志:1、朝倉 受康:1、松田 昭彦:1、叶澤 孝一:1、御手洗 哲也:1、仲村 聡子:2、高雄 泰行:2、村川 満佐也:2

1:埼玉医科大学総合医療センター 腎高血圧内科・人工腎臓部、2:赤心クリニック

 

PTHによる骨代謝に対する影響因子を検討した。対象:透析患者100名、男64名、透析期間12.2±9.8年、wPTH 86.8±63.0pg/mL, 総ALP 222.0±73.7U/L。静注ビタミンは22例、シナカルセトは7例で使用。方法:横断的にコホート調査を行い、PTHによる骨代謝状態を、whole PTHと総ALPより相関関係を導き、治療における交絡因子を検討した。結果:静注ビタミンD・シナカルセト使用有無で、明らかな影響を認めなかった。高Mg血症者(>2.5mg/dL)は、正常患者に対して、PTH値が同等にも拘らず総ALP値は高値を示した(215±65 vs 232±84)。ランタン使用は、PTH値が高値にも拘らず、総ALP値は低値だった(209.1±84.1 vs 224.0±72.0U/L)。考察:静注ビタミンDは、組織学的に骨代謝状態が混在するが、全体像として骨代謝の過剰な抑制状態とは、言い切れない。高Mg血症やランタンは、PTHに対する骨代謝を抑制する可能性が示唆された。

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