演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

入院血液透析患者における胃瘻の適応

演題番号 : O-0422

中島 智子:1、青柳 真生:1、下田 美智子:1、山中 真樹子:1、丸山 祐子:1、李 嘉明:1、橋口 純一郎:3、船越 哲:2、原田 孝司:1

1:桜町病院 透析室、2:桜町クリニック 透析室、3:桜町クリニック時津 透析室

 

【背景】在宅困難な入院血液透析患者が経口摂取困難に陥った場合、より安全に管理可能な胃瘻栄養の導入については十分に検討すべきである。【目的】当院入院患者における胃瘻患者の現状を分析し、導入が妥当であったか検証する。【対象・方法】胃瘻患者について、自己決定の状況やADLについて調査した。【結果】2005年~2010年に当院へ入院していた経口摂取低下患者216名のうち、胃瘻は24例(11.1%)・中心静脈栄養(IVH)は29名(13.2%)に施行されていた。これらの開始に当り、患者の同意は胃瘻で23.1%・IVHで14.7%と同等であった。一方、導入後の平均生存期間は胃瘻で311日であり、IVHの133日に比べて有意に長かった。【考案】胃瘻患者においてIVH患者より有意に長い生存期間を認め、導入時の自己決定率に差はなかった。栄養や水分を与えることは、他の医療と異なり人間の基本的なケアである、という主張もあり、倫理委員会などを含めた慎重な検討が必要と思われた。

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