演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

無床透析診療所における終末期ケアの経験

演題番号 : O-0417

横木 広幸:1、別府 昌子:1

1:(医)いきいき. クリニック

 

【背景】透析患者が癌による終末期を迎えたときのケアは多くの問題を抱えている。 【目的】経験した症例で透析患者での終末期ケアの問題点を検討した.  【症例】60歳代女性, 透析歴26年. 20XX年9月血尿出現し10月右腎悪性腫瘍, 多発骨転移の診断となり本人にも病状の告知を行った. 11月家族の希望で東京へ検査治療目的で転院となる. 翌年1月手術施行された. 診断は右腎癌で, 2月に右腸腰筋内の再発, リンパ節再発による疼痛が出現し麻薬投与が開始となった. 同月より当院で透析再開しインターフェロン投与開始した. できるだけ在宅で過ごしたいとの希望があり通院透析を継続し疼痛コントロール, 精神的ケア及び家族, 特に夫に対しての精神的サポートを行った. 4月より訪問看護も開始するも呼吸苦出現し入院となり2日後死亡した.  【考察】維持透析患者は癌による終末期に緩和ケア病棟への入院が困難であり, 病院の緩和ケアチームの関与が難しい現状がある. また在宅を希望された場合透析医が緩和ケア及び精神的ケアも中心となる必要があった.

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