演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

市中病院における終末期透析患者医療の現況

演題番号 : O-0416

石川 英昭:1、筑紫 さおり:1

1:公立学校共済組合 東海中央病院 腎臓内科

 

【目的】自経験例を通じて透析患者の尊厳死に関して考察する。【方法】106名の維持透析患者の2年間の観察。透析患者の尊厳死の評価のための尺度であるQODA (Dialysis Quality of Dying Apgar score) にて、終末期医療の質を評価した。【結果】平均年齢 69.9±12.4,男/女 77/29,透析継続年 6.1±4.9年,HD/PD 92/14例 生存/死亡 86/20例であった。生存/死亡の比較では年齢 ( p<0.05),検討開始時Cr,alb,CRP ( p<0.01), ( p <0.001)であった。 透析年数、透析方法では有意差を認めなかった。最多の死因は感染症で35%を占めた。死亡群(男/女 16/4)に関して、観察開始時と透析中断を判断した時点で比較を行った。結果、Hb,alb,DW,CRPの項目で有意差 ( p<0.001) ,Cr( p<0.05 )をもって低下を認めた。なお透析中断後の余命は11.4±16.8日(中央値 5日)との結果を得た。QODAは6.0±1.2 点(0点-10点)であった。【考察】終末期透析医療では、透析中断の是非に関する議論が必要である。【結論】QODAにて終末期医療を定量化する事は、透析患者の尊厳死を考える際に有用である。

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