演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

無酢酸・クエン酸含有透析液が骨回転に与える影響

演題番号 : O-0404

古田 穣:1、宗本 将嗣:1、松本 昭英:1、倉賀野 隆裕:2、中西 健:2

1:あおい病院、2:兵庫医科大学内科学 腎・透析科

 

【はじめに】無酢酸・クエン酸含有透析液カーボスター(CAB)は、従来の透析剤より高重炭酸濃度を有し、酢酸の代わりに緩衝剤として少量のクエン酸を含有する事を特徴とし、適正な代謝性アシドーシス是正効果に伴う栄養状態・貧血の改善効果等が期待されている。【方法】29名の透析患者を対象に、4ヶ月従来の透析液AKソリタ(AK)を。次の4ヶ月はCABに変更し最後の4ヶ月は再度AKに戻し血液透析を行った。【結果】試験開始時の透析前血中重炭酸値・アルブミン値・Hb値が低値の症例でCAB変更後HC03-, alb, Hbが有意に上昇しAKに戻すと前値まで低下した。更に試験開始時のint-PTH値高値群では試験期間を通じint-PTH値に有意な変化は無かったがint-PTH値低値群ではCAB変更によりint-PTH値と骨型アルカリホスファターゼが有意に上昇した。総ての症例で経過中の血清イオン化Ca濃度に有意な変化は無かった。【まとめ】CABは代謝性アシドーシス・低栄養状態・ESA低反応性貧血を改善し、低回転骨患者の骨回転を改善させる可能性が示唆された。

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