演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

カーボスターP透析中のカルシウム値の変化

演題番号 : O-0402

正井 基之:1、石丸 昌志:1、内野 順司:1、吉田 豊彦:1

1:みはま病院

 

【目的】当院では透析液をキンダリー2EからカーボスターP(CP)へ変更した結果、ALP値、PTH値の上昇、透析後の総カルシウム値の低下をみとめた。このような変化が生じた原因を検討した。 【方法】CPにて維持透析をうけている18名の透析中のシャント血のpH、血中総Ca、イオン化Ca値の経時的変化を検討した。 【結果】pHは開始時7.42±0.03(mean±SD)より経時的に上昇し終了時には7.51±0.02となった。血清総Caは開始時9.2±0.7mg/dlより経時的に上昇し、終了時には9.8±0.6mg/dlとなった。イオン化Ca値は平均値ではほとんど変化せず終了時は1.14±0.03mmol/lとなった、開始時高値であったものは下降し、逆に低値であったものは上昇していた。透析液の実測のイオン化カルシウム値は1.06~1.08 mmol/lでほぼ一定していた。 【考察】CP透析時にはクエン酸塩などの塩を形成したCaが主に増加していると考えられた。イオン化Ca値の変化より透析中に骨が関与したカルシウムの緩衝作用がおき、透析終了時の総カルシウムの上昇が抑制されたと考えられた。

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