演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

内シャントの再循環に関連する因子についての検討(2)

演題番号 : O-0349

細谷 昌史:1、大石 成省:1、澤口 博弥:1、若林 正則:1

1:望星第一クリニック

 

【目的・方法・対象】血液透析における再循環は、高カリウム血症等の短期的な問題だけでなく、長期的な予後にも影響する。多くはアクセス不全が原因であるが、アクセス不全を有しない症例でも穿刺部位によっては発生することがあり、またアクセス不全を有していても穿刺部位の工夫で克服できることも多い。今回我々は、実験モデルと臨床症例44症例(AVG28症例 AVF16症例)においてシャント血流量と再循環、狭窄部位と穿刺部位の関連性につき検討した。 【結果】実験モデル、臨床症例ともシャント血流量を脱血量が上回った症例(AVG流出静脈狭窄2症例 AVF動脈吻合部狭窄1症例 シャント血管中間部の狭窄1症例)で再循環が認められた。ただし高度狭窄によりシャント血流量の低下がみられる症例であっても狭窄の上流での脱血、下流での返血により再循環は回避可能であった。 【結論】再循環の回避にはシャント血流量を充分に保つことが重要と考えられた。さらにシャント血流量に関わらず透析効率の維持のため穿刺部位の工夫が必要と考えられた。

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