演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

内シャントのSPI値測定の有用性の検討

演題番号 : O-0341

大石 成省:1、若林 正則:1

1:望星第一クリニック

 

【目的】当院では内シャントの動脈側吻合部狭窄に対し脱血時の血管内圧を測定している。又、血圧の影響を受けないよう血管内圧と動脈圧との比をとりSPI値としてモニタリングしている。今回我々は基礎実験と臨床検討にてシャント流量とSPI値との関連についての解析を行ったので報告する。 【方法】(1)基礎的実験として落差によるシャントファントムを作成した。流路に設置した口径の異なる模擬狭窄を入れ替え、血液ポンプにて脱血を行い、流出量と模擬狭窄の前後の管内圧を測定した。(2)臨床検討としてシャント流量の異なる9症例の、シャント血流量と脱血時のSPI値の関連性を解析した。(3)1症例の定期的な血管内圧モニタリングによるシャントの維持管理の検討を行った。 【結果・考察】(1)、(2)双方共、シャント流量の低下に伴いSPI値は急激に低下した。またシャント血流量とSPI値はr=0.761、p<0.05で強い相関があった。(3)SPI値測定により動脈側吻合部の狭窄度の推測が可能と思われた。 【結論】脱血時の内圧情報から『動脈吻合部狭窄病変の早期発見の可能性』が示唆された。

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