演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

長期CAPD例の腹腔鏡下肉眼的、ならびに組織学的腹膜所見の検討

演題番号 : O-0304

佐々木 公一:1、安田 圭子:1、畑中 雅喜:1、水野 均:2、林 晃正:1

1:市立泉佐野病院 腎臓内科、2:市立泉佐野病院 外科

 

【目的】 長期CAPD例における腹腔鏡下腹膜所見の検討。 【対象と方法】 CAPD歴8年前後の6症例を対象に、CAPD中止時、又はCAPDのさらなる長期継続を希望した時点で、腹腔鏡下で腹膜の肉眼的所見(カラメル化、血管異常、癒着、被嚢化、肥厚)、さらには骨盤内壁側腹膜の組織学的所見(間質の線維化、血管内腔狭窄、フィブリン析出、血管新生、炎症状態、中皮細胞剥離)を各々4段階でscore化し、合計した (Macro TS, Micro TS)。さらに各TSと関連のある因子を検討した。 【結果】 平均年齢は61.5歳、平均PD歴は7.9年、D/P Creは平均0.61、PETはL~HAであった。全例で間質の線維化、血管内腔狭窄、中皮細胞剥離を認めており、腹膜硬化症を示していたが、macro TSにばらつきを認めた。またmacro TSとmicro TSに相関を示さなかったが、macro TSと中性透析液開始までの期間とに関連がみられた(p=0.014)。生検後、平均11.3カ月経過しているがEPSは発症していない。 【結論】 今後、腹膜所見とEPS進展との関連を検討する必要がある。

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