演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

短期PD患者のD/P Cr上昇は改善しうる

演題番号 : O-0302

高良 洋平:1、石橋 由孝:1、塚本 真貴:2、片桐 大輔:2、衣笠 哲史:2、石川 晃:1、藤田 敏郎:2

1:東京大学医学部附属病院 腎疾患総合医療学講座、2:東京大学医学部附属病院 腎臓内分泌内科

 

【背景】D/P Cr上昇は腹膜劣化の重大な予測因子と考えられているが、短期例での可逆性と意義については十分に検討されていない。 【対象と方法】2001年~2008年の当院PD導入患者128名対象。半年毎のPETでD/P Crがbaseから0.2以上の変動を認めた群(変動群:N=14、年齢:63、DM 35.7%)と認めなかった群(非変動群:N=114、年齢:61、DM 33.6%)に分け、変動群の特徴と予後を検討した。D/P Cr上昇時は体液管理/溶質除去不足を考え治療介入(処方変更と教育)を行いD/P Crが改善した場合PDを継続した。PD歴5年以上では原則HD移行を勧め、腹膜組織を検討した。 【結果】両群の年齢、基礎疾患に有意差はなし。変動群14例中13例が治療介入によりD/P Crの改善を認め(p<0.0001)、1例HD移行とし腹膜組織で軽度線維症を確認した。 【考察】短期PD患者のD/P Crは治療介入による可逆性があり、安定長期PD患者におけるD/P Crの上昇と病態が異なることが示唆された。

前へ戻る