演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

PD患者における腹膜の中・大分子蛋白透過性は血管障害を反映する。

演題番号 : O-0300

小島 糾:1、吉川 憲子:1、山野 水紀:1、佐藤 信彦:1、杉崎 健太郎:1、冨安 朋宏:1、明石 真和:1、中林 巌:1、吉田 雅治:1

1:東京医科大学八王子医療センター 腎臓内科

 

【目的】Jeffryらは、PD患者におけるlarge-pore protein loss増加は心血管疾患(CVD)を反映していると報告している。PD患者における蛋白の腹膜透過性とCVDとの関連を検討した。【対象】当院でPETを行った55例(男女比47:8、平均年齢62.2±10.5歳、平均PD期間29.1±24.0ヵ月、DM患者20例、CVD患者17例)【方法】β2MG、α1MG、ALB、IgGのD/P(4時間値)を求めた。CVD合併群と非合併群の2群に分けて比較検討した。【結果】β2MG、α1MG、ALB、IgGのD/P平均値はそれぞれ 0.123、0.022、0.012、0.005で、年齢、PD継続期間との相関はなかった。D/PCrとD/Pβ2MGは有意な強い相関を示したが、α1MG、ALB、IgGについては分子量に比例して相関が弱くなった。D/Pβ2MGとD/Pα1MGは両群で差はなかったが、D/PALBとD/PIgGではCVD合併群が非合併群と比較して有意に高値であった。(P<0.05)【考察】ALBやIgGなどの腹膜透過性亢進は血管障害と関連している。

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