演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

Th1/Th2/Th17細胞優位発現マウスを用いた実験的被嚢性腹膜硬化症におけるTヘルパー細胞の役割の解明

演題番号 : O-0292

楊 景堯:1、森戸 直記:1、藤田 亜紀子:1、甲斐 平康:1、斎藤 知栄:1、山縣 邦弘:1

1:筑波大学 臨床医学系腎臓内科

 

【目的】Th1/Th2/Th17細胞優位発現マウスに実験的被嚢性腹膜硬化症を誘導し、本疾患におけるTヘルパー細胞の役割を解明することが本研究の目的である。 【方法】Th1/Th2/Th17細胞優位発現マウス(T-betトランスジェニックマウス(Tg)、GATA-3 Tg、RORγt Tg)、および野生型マウスにクロールヘキシジングルコネートを週3回投与し、3週および8週継続し評価した。 【結果】3週投与では、GATA-3 Tgは腹壁腹膜が149.5±17.2μmともっとも肥厚し、一方T-bet Tgでは67.0±14.6μmと線維化は軽微であった。また、8週投与では、GATA-3 Tgは体重が投与前に比べ減少したが、他の群ではいずれも増加していた。このほか、3週および8週評価を通じて、GATA-3 Tgは8匹中2匹死亡し、他の群と比較し死亡しやすい結果であった。 【考察・結論】Th2細胞は従来より線維化への関与が論じられており、GATA-3 Tgでは線維化の亢進により被嚢性腹膜硬化症の増悪に関与していると推測される。

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