演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

コレステリン塞栓症(CCE)を合併した閉塞性動脈硬化症(ASO)の下肢潰瘍に対し加温式再循環法(DFサーモ法)による二重膜濾過血漿交換(DFPP)を施行した2症例

演題番号 : O-0267

佐藤 浩司:1、木村 朋由:1、宮坂 康宣:1、田熊 淑男:1、佐藤 壽伸:1

1:仙台社会保険病院 腎センター

 

【症例1】80歳代,男性.19XX年ASOの診断.9年後Cr2.1で当院入院しCCEと診断.腎機能は徐々に悪化しその2年後2月血液透析導入.ASO,CCEによる両足趾潰瘍が悪化し6月再入院となり,外用薬とDFサーモによる治療で改善した. 【症例2】60歳代,男性.糖尿病性腎症で20XX年9月血液透析導入.2年後ASOの診断で内服治療を開始.右踵に潰瘍を生じその翌年5月当院外科入院.血管造影でASO,CCEによる動脈閉塞を認め,血管形成術は奏功せず当科紹介.LDL吸着療法やDFサーモ法を行ったが改善得られず治療介入は困難と判断した. 【まとめ】LDL吸着療法は我が国におけるASO治療の選択肢の一つであるが,DFPPの一変法であるDFサーモ法の有用性も近年報告されている.今回我々はASOとCCEの合併による難治性潰瘍2症例に対し本法を試み1症例で改善を得た. 【考察】DFサーモ法がASO,CCE合併例に対して有用である可能性が示唆された.文献的考察を加えて報告する.

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