演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

重症下肢虚血に対する経皮経管血管形成術およびLDLアフェレシス併用療法の臨床成績

演題番号 : O-0265

佐藤 元美:1、葛谷 明彦:1、加納 康子:1、渡邊 達昭:1、西尾 文利:1、田中 恵美子:1、露木 幹人:1、天野 泉:2

1:社会保険中京病院 腎・透析科、2:先進医工学治療研究所

 

【目的】末期腎不全患者において重症下肢虚血(CLI)は難治性で、合併患者の生命予後も明らかに不良である。今回、CLI合併例に対して経皮経管血管形成術(PTA)とLDLアフェレシス(LDLA)を主体とした治療を実施し、臨床効果や予後等について検討した。 【方法】対象は、CLIを有しPTA+LDLA(5回以上実施)を施行した末期腎不全患者48例(うち糖尿病性腎不全42例,血液透析施行40例)。適切な局所処置に加え、人工炭酸泉療法,マゴット治療等を適宜実施した。集学的治療後の臨床評価や生存率を解析した。 【結果】皮膚還流圧が上昇し潰瘍・壊死部の改善・治癒等の治療効果を83%の例に認めたが、PTAの成否と明らかな相関はみられなかった。また、全例での3年生存率は39%であったが、PTAの成否とは関連しなかった。 【結語】長期予後を改善するためには、下肢病変の対応だけでなく心血管系合併症の治療や全身状態の改善が極めて重要であると思われる。

前へ戻る