演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

慢性腎不全患者における末梢動脈疾患に対するLDLアフェレシスの治療成績

演題番号 : O-0264

佐藤 元美:1、葛谷 明彦:1、加納 康子:1、渡邊 達昭:1、西尾 文利:1、田中 恵美子:1、露木 幹人:1、天野 泉:2

1:社会保険中京病院 腎・透析科、2:先進医工学治療研究所

 

【目的】近年、多施設共同研究において非高脂血症下肢末梢動脈疾患(PAD)例でもLDLアフェレシス(LDLA)の有用性が示され、LDL濃度に依存しない機序による臨床的改善効果が確認された。今回、PAD合併慢性腎不全例においてLDLAを中心とした治療の臨床成績を報告する。 【対象および方法】181例(糖尿病性腎症128例,重症下肢虚血141例)に対してLDLAを主体に経皮経管血管形成術・炭酸泉療法・マゴット療法などの併用療法を実施した。 【結果】併用療法による短期的著効または有効例は約78%であった。また、治療開始時からの5年生存率は、間欠性跛行例31%,重症下肢虚血例21%であった。 【考察】LDLAを中心とした治療により予後の改善が期待できる。PAD治療における透析医の役割は、1)基本的病態をふまえた透析療法,薬物・運動療法,栄養管理などの実施,2)各科・各領域の治療が最大限に発揮できるように患者を統合的にケアすること,と思われる。

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