演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者の虚血性足病変に対する多血小板血漿療法の検討

演題番号 : O-0263

内野 敬:1、東 仲宣:1、佐々木 司:1、中井 宏昌:1、秋山 和宏:1、深沢 雄一:1

1:東葛クリニック病院 外科

 

【目的】透析患者の虚血性足病変に対し多血小板血漿療法を行い、良好な結果を得たので報告する。 【対象】虚血性足病変を有する透析患者11例(足趾壊疽8例、踵壊死2例、足趾と踵壊死1例)を対象とした。 【方法】PRP療法はCytomedix社のAutoloGel systemを使用した。全例でSPPを測定し、血流障害が認められた症例はバイパス術またはPTAを行い、血流改善後に壊死組織の切除を行い、PRP療法を施行した。 【結果】足壊疽8例中6例は治癒し、2例は加療中である。踵壊死の2例は完全に治癒した。足趾と踵壊死の症例では足趾壊死は治癒し、踵壊死も徐々に縮小している。 【考察】糖尿病や動脈硬化を合併した透析患者では、血流改善後に壊死組織を切除しても創は難治性である。PRP療法により創の肉芽組織増殖が著明となり、創の縮小、上皮化促進が認められた。特に余剰皮膚のない踵部でのPRP療法の効果は顕著であった。 【結語】透析患者の虚血性足病変の壊死切除創に対して、PRP療法の有効性が認められた。

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