演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

重症足関節上腕血圧比及び皮膚還流圧を指標にした重症下肢虚血の治療評価

演題番号 : O-0248

中根 貴徳:1、皆川 和也:1、冨田 俊彦:1、三田地 廣和:1、宇津宮 壽彦:1、小川 秋廣:1、佐藤 元美:2

1:社会保険中京病院 SMIセンター、2:社会保険中京病院 腎・透析科

 

【目的】重症下肢虚血(CLI)合併例に対してLDLアフェレシス(LDLA)を中心とした集学的治療を実施し、理学的検査所見を指標に治療効果などについて検討した。【方法】CLIに対してLDLA(5回以上実施)、下肢経皮的血管形成術(PTA)等の集学的治療を施行した末期腎不全患者48例(うち糖尿病性腎不全42例,血液透析実施40例)に対し、治療経過中に足関節上腕血圧比(ABI)および皮膚還流圧(SPP)測定を適宜実施し、下肢血流状態を評価した。【結果】83%の例で潰瘍・壊死部の改善・治癒など治療効果を認めた。LDLA終了時においてPTA成功例では、平均ABI 0.57から0.85(p<0.005),平均SPP 27mmHgから55mmHg(p<0.001)へ有意に改善した。一方、PTA非成功例においても、平均SPP 20mmHgから46mmHg(p<0.05)へ有意に上昇していた。【結語】ABIおよびSPP測定を適宜実施することで、LDLA等集学的治療のタイミングや効果、救肢判定、創傷治癒への見通しが可能となる。

前へ戻る