演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

NT-proBNPの透析患者における有用性~第2報~

演題番号 : O-0244

金川 範子:1、上村 元洋:2、篠田 佳世子:1、田仲 紀陽:1

1:北条田仲病院、2:(医)紀陽会 田仲北野田病院

 

【背景と目的】昨年NT-proBNPはLVEF<50%の患者で有意に高値となることを報告したが、LVEF≧50%でもNT-proBNPが高値を示す症例があり、今回新たに拡張能の影響を含めて再検討した。 【対象と方法】80名の維持透析患者におけるNT-proBNP値と、心エコーでの収縮能および拡張能との関連を検討した。 【結果】ROC曲線から導いたNT-proBNPのカットオフ値はHD後4000pg/ml(感度57.7%,特異度68.8%)と推定され、EF<50%を収縮不全、E/E’≧15を拡張不全とすると、HD後NT-proBNP≧4000pg/mlの群では収縮不全または拡張不全を呈する率が有意に高かった。さらに正常群、収縮不全のみの群、拡張不全のみの群、収縮拡張両不全群の全ての群間でNT-proBNP値に有意な差が認められた。 【考察】NT-proBNPは収縮不全のみならず、拡張不全も反映すると思われる。

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