演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析(HD)・腹膜透析(CAPD)患者の酸塩基平衡

演題番号 : O-0240

鶴田 吉和:1、木戸 聡子:1、池田 一則:1、田中 章郎:2、水野 正司:3、伊藤 恭彦:3

1:総合病院南生協病院内科、2:中部労災病院 薬剤部、3:名古屋大学腎不全総合治療学寄附講座

 

【目的】HD・PDの酸塩基平衡について比較した。 【対象と方法】当院に通院するHD患者27名(男性18名、女性9名)、PD患者17名(男性14名、女性3名)を対象とし、血液生化学・血液ガス(BGA)を実施した。 【結果】1)BGAのPHはHD患者は7.34±0.05(mean±SD)でアシデミア、PD患者は7.43±0.03でアルカレミアを示した。2)血清Na-ClはPD患者は36以上で代謝性アルカローシスが予測された。3) BGAのHCO3-はHD患者21.2±2.5mEq/lで代謝性アシドーシス、PD患者は28.1±2.8 mEq/lと代謝性アルカローシスを示した。4)血清AlbはHD患者は3.5±0.4g/dl、PD患者は3.0±0.4g/dlでHD患者が有意に高かった。5)アニオンギャップ(AG)は両群とも増加し実測AGはHD患者が有意に高かったが、補正AGは有意差はなかった。6)乳酸値は両群正常範囲にあった。 【結論】腹膜透析患者のアルカレミアは、血管・軟部組織の石灰化のリスクと予測されCa/P/PTHのより厳格な管理が必要と思われる。

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