演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析導入期における血液透析患者の体液量変化

演題番号 : O-0235

佐々木 信博:1、廣瀬 猛:1、塙 志帆:1、増田 貴博:1、遠藤 眞一:1、松本 徹:1、田島 義雄:1、本間 寿美子:1、浅野 泰:1、草野 英二:2

1:古河赤十字病院 透析センター、2:自治医科大学 腎臓内科

 

【目的】我々は、慢性維持透析患者において、生体電気インピーダンス法(BIA法)が、透析患者の体液量評価やDW設定に有用であることを報告し、細胞外水分率(浮腫値)の基準値を設定した。今回我々は、透析導入期における体液量の変化について検討した。 【方法】対象は、当院で血液透析導入となった患者で、透析導入前後、2週、1ヶ月、2ヶ月後に、高精度体成分分析装置(InBody S20)を用いて、各体液量を測定した。また、一般血液検査の他、CTR、hANPも測定し比較検討を行った。 【結果】体液過剰にて透析導入となった群(体液過剰群)は、透析導入後DWの低下とともにCTR、hANP、体水分量や細胞外水分率が有意に低下し、細胞外水分率は正常値(0.400以下)に近づいた。一方、非体液過剰群においては、各体液量や各DW指標に有意な変化が見られなかった。 【結論】BIA法による体液量測定は、透析導入期の患者の体液量評価にも有用であり、細胞外水分率はDW設定の指標になりうると考えられた。

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