演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

超低蛋白食継続下低頻度透析の1例

演題番号 : O-0220

土岐 徳義:1、正田 若菜:1、安藤 史顕:1、河崎 智樹:1、赤澤 政信:1、紀平 裕美:1、羽田 学:1、西尾 康英:1、立花 健:2

1:多摩総合医療センター 内科、2:聖水会立花クリニック

 

【症例】30歳代女性、慢性腎炎による腎不全が進行し20XX年2月 BUN 65 mg/dl,Cr 5.7 mg/dlで低蛋白食指導を行った。蛋白 23g(0.5 g/kg) 塩分5g 熱量1800kcal/dayの超低蛋白減塩食を遵守したがCr上昇が阻止できず3年後2月、BUN 73.1 mg/dl ,Cr 22.4 mg/dlとなり外来通院で透析導入とした。自覚症状なく、尿量も保たれ、超低蛋白食の継続を希望したため、導入後も保存期と同様の食事とP、K吸着剤の併用の下で週1回3時間の維持透析を継続している。導入後10ヶ月後、中6日の透析前検査値はBUN 56.2 mg/dl,Cr 25.05 mg/dlで体重増加を認めず、低栄養などの合併症なく、健全な社会生活が営めている。 【考察】維持透析導入後も、低蛋白食を継続することにより、透析回数を減らすことができる可能性が示された。低蛋白食継続下の週一回の低頻度維持透析は、患者のQOLが高まり、医療経済への負担も少なく、通常のHD、PDとともに、末期腎不全治療選択肢の一つとなると考えられるため報告する。

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