演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血漿交換療法における抗凝固剤投与法の検討~HIT症例を経験して~

演題番号 : O-0215

小幡 亜妃:1、米山 美佐夫:2、篠田 俊雄:2、浅妻 直樹:3

1:河北総合病院 ME科、2:河北葦クリニック、3:河北総合病院 内科

 

【目的】当院において凝固トラブルによる血漿交換療法の中断が増加傾向にある為、トラブル発生後の施行に対する抗凝固使用の条件変更を検討した。 【症例】メシル酸ナファモスタット持続20mg/h(Aチャンバ投与)、プライミング時生食添加量20mg。凝固トラブル時は持続注入を10 ~20mgずつUP。さらに凝固が継続する場合、Vチャンバへの持続注入やヘパリンへの変更を行っているが、膠原病、糖尿病性腎症、間質性肺炎の増悪、肺胞出血の症状を呈する70歳代男性に対して血漿交換療法を行ったところ、凝固トラブル発生。各条件変更をしさらに回路内ACTを300秒以上にしたが3度回路凝固、治療を中止した。その後HIT抗体陽性であることが判明。 【結果】これまでの凝固症例においては抗凝固剤投与量増量やヘパリンへの変更にて治療の継続が可能になっており、初回からの治療目標到達を目指して初回から多めに投与し減量していくという方法を思案したが、凝固の起こり方によっては当日の治療中断も考慮すべきであった。

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