演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者の多様性に対するテイラー医療

演題番号 : O-0213

窪山 美穂:1、川野 光一:2

1:(医)光穂会 森のクリニック、2:宮崎大学大学院 医学系研究科

 

【目的】維持透析患者の多様性に配慮した透析室の環境整備が患者の心理・行動の変容に及ぼす影響についてトランスセオリティカルモデル(TTM)を用いて臨床データも含めて検討する。【方法】医療におけるコンプライアンスに随意的なアドヒアランスを加えて患者の行動に介入した。コンプライアンスの強い患者グループと個室感覚の透析室で積極的な自己管理を行うことを希望するアドヒアランス患者グループに2分類しTTMによる患者の行動変容プロセスを検討した。【結果】アドヒアランス患者グループでは臨床データも良好に推移し、個人カルテを閲覧する機会が多くなり、スタッフとの会話が増えた。アドヒアランスを強化する行動変容介入は効果的であった。【考察】一様となりがちな透析環境を2分類することにより、より的確な医療及び介護が提供できる可能性がある。また、患者の状態や価値観を十分理解することが、標準的なパスに基づく透析スケジュールおよび透析条件を再考し、各人に最適な透析条件を提案するきっかけとなる。

前へ戻る