演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

保存期治療を含めた慢性透析管理の状況

演題番号 : O-0212

武田 一人:1、木村 廣志:1、前田 篤宏:1、三浦 修平:1、近藤 英樹:1

1:(株)麻生飯塚病院 腎臓内科

 

【対象と方法】平成12年から約10年間、当科の新規慢性透析導入(DI)は約530例(平均年齢63±13歳)、うち腹膜透析(PD)60例で、保存期治療介入(CKD-E)は220例で、当科の慢性維持血液透析(HD)142例(平均年齢69±18歳、平均透析歴80±50ヶ月)、PD31例(66±12歳、56±33ヶ月)で、生命予後、管理状況、保存期介入を検討。 【結果】HDの5年生存率66.5%、非糖尿病77%、糖尿病57%、PDの5年治療継続率は62%。当科の慢性透析の死亡数はHD 34例、PD 6例、死因は感染症HD 11/35(31%)、PD 4/6(67%)、悪性腫瘍7/35(20%)、1/6(17%)の順。脳心血管障害はHDのみ3/35(9%)と極めて稀。HDは5時間/回、週3回透析、2日あきの体重増加4.4%、PDは全例中性液使用。CKD-E例は非介入症例と比較して、透析導入時に血圧や貧血管理良好、心筋肥大は有意に軽度、透析導入後の体液量管理(VC)は、有意に良好。PD導入時に腹膜機能(PET)で、Low Average、Lowが有意に多く、導入後VCが容易。 【結論】保存期からの継続的治療介入が慢性透析の生命予後を改善する可能性がある。

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