演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析導入前に腎摘除術の既往がある15の臨床的検討

演題番号 : O-0210

奥原 紀子:1、大西 彰:1、平山 きふ:1、関 英夫:1、小山 正樹:1、今田 直樹:1、青木 正:2

1:西陣病院 腎臓・泌尿器科、2:にしがも透析クリニック 透析センター

 

【目的】現在当院で維持血液透析を受けている患者のうち導入前に腎摘除術の既往がある15例について、腎摘除術の既往と透析導入との関連性について検討した。【対象・方法】年齢62-83才。透析導入時年齢57-83才。手術時年齢27-83才。両腎摘出した例が3例、他は片側の腎摘出例であった。両腎摘出例の原因は、腎盂尿管癌1例、肺癌の両腎転移1例、腎結核にて片腎摘出後に腎細胞癌で残腎を摘出したもの1例であった。片腎摘出例では腎細胞癌7例、腎結核3例、腎盂尿管癌2例であった。片腎摘出例で残腎機能障害の原因となった疾患は、糖尿病4例、CGN4例、腎硬化症1例、萎縮腎1例、不詳2例であった。【結果/考察】術後透析導入までの期間は、両腎を摘出した例を除くと、腎摘除術直後の導入が3例、1年以下が1例、5年未満が2例、10年未満1例、20年未満1例、30年未満2例、40年未満1例、50年未満1例であった。片腎はCKDのリスクとなるが、腎障害をもたらす基礎疾患の罹患年数や高齢が透析導入の原因であると考えられた。

前へ戻る