演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

LDL吸着療法を行った膜性腎症の一例

演題番号 : O-0194

佐藤 陽:1、国保 敏晴:1、吉浦 辰徳:1、戸谷 義幸:2、梅村 敏:2

1:横須賀市立市民病院 腎臓内科、2:横浜市立大学附属病院 病態制御内科学

 

【症例】50歳代、男性。平成XX年11月検診で尿蛋白を指摘され、12月中旬より下腿浮腫出現し、翌年1月9日当科紹介受診。尿蛋白(3+)、低Alb血症からネフローゼ症候群と診断となり、1月14日腎生検施行し膜性腎症(Stage2)の診断となった。PSL40mg/日内服に加え、ステロイドパルス療法(mPSL500mg/日×3日)を1クール施行。その後CyAを併用した。一時尿蛋白減少したが、PSL5mg/日に漸減したところ、同年10月より尿蛋白7.4g/日と増悪傾向となり、低Alb血症(1.1~1.2g/dl)、腎機能障害進行したため、11月26日よりPSL20mg/日に増量し、LDL吸着療法を併用した(合計12回施行)。その後尿蛋白減少し、全身性浮腫は改善した。現在、尿蛋白(3+)、血清Alb2.0g/dl前後で、軽度下腿浮腫を認める程度で経過している。【結語】PSLおよびCyAを主体とした通常の治療に抵抗性であった膜性腎症に対し、LDL吸着療法を併用し、ネフローゼ症候群が軽快した一例を経験したので報告する。

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