演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

off pump CABGの術後

演題番号 : O-0171

近森 正昭:1、吉村 和修:1

1:近森病院

 

【目的】CABGの術後腎不全でFT3の回復が遅れ歩行開始時期の遅れと入院日数の延長を観察したため、off pump CABGとon pump CABGの回復に差があるか調べた。【方法】off pump CABG10例、平均年齢74.5歳、on pump CABG12例、平均年齢63.6歳の歩行、退院までの日数とTSH、FT3を術前、術後2日目、術後7日目で測定し透析患者と比較した。【結果】off pumpでTSHは術前の3.098μIU/mlから術後2日目に0.755μIU/mlに低下、on pumpで2.00μIU/mlから0.27μIU/mlへ低下、FT3は術後2日目から7日目に1.51 pg/mlから1.825 pg/ml、1.6 pg/mlから1.97 pg/mlへ回復した。【考察】サイトカイン上昇でTSH、FT4が低下し3日目から回復するが、off pumpでTSH低下は抑制されたが、7日目のFT3回復はon pumpと同等であった。off pump CABGでは術後退院まで17.2日、on pump CABGは11.7日であり患者選択バイアスがある。【結論】体外循環ポンプの使用でサイトカインが上昇することが報告されており術後2日目のTSH低下はoff pumpで抑制されたが、術後7日目のFT3回復はon pumpと同等で術前の患者状態の影響が大きいと考えられた。

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