演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

維持透析患者における冠動脈再狭窄病変の頻度と危険因子の検討

演題番号 : O-0170

竹上 薫:1、中野 敏昭:1、向井 靖:2、春山 直樹:1、上村 麻衣:1、辻川 浩明:1、谷口 正智:1、砂川 賢二:2、鶴屋 和彦:1

1:九州大学医学研究院 病態機能内科学、2:九州大学医学研究院 循環器内科学

 

【背景】透析患者は一般集団とは異なる冠動脈危険因子を持っている可能性があり、その把握は透析患者の予後改善に寄与すると思われる。【目的】維持透析患者の冠動脈再狭窄率の頻度と危険因子の検討を行った。【方法】当院で2007年1月から2010年12月までに冠動脈形成術施行後、フォローアップ冠動脈造影検査を施行した28例について、冠動脈再狭窄に寄与する因子を検討した。【結果】再狭窄症例は28例中15例(53.6%)であった。再狭窄に影響する因子として、透析前血圧、脂質異常症、Ca、P値に有意差は認めなかった。糖尿病性腎症の原疾患とBNPに有意差を認めた(p<0.05)。透析間の体重増加率は再狭窄群で高く、左室駆出率は再狭窄群で低い傾向にあったが有意差は認めなかった。【結論】透析患者の冠動脈再狭窄は一般集団と同様糖尿病の基礎疾患が危険因子であった。さらにBNP高値は容量負荷による心室負荷が推測されるため、体液過剰はリスクになる可能性がある。

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