演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析時低血圧を防ぐグリセオール(R)使用~廃液のNMR測定を用いて

演題番号 : O-0166

藤原 正子:1、安藤 一郎:1、新野 由紀子:2、及川 輝美:2、日津 洋子:2、亀山 けさ子:2、関野 宏:2、小熊 司郎:2

1:東北大学 大学院薬学研究科、2:(医)宏人会 長町クリニック

 

【背景】血液透析時血圧低下治療法の一方法としてグリセオール(R)の持続静注が行われてきたが、投与したグリセロールの血中動態は把握されておらず、様々なパターンの低血圧に対する投与法は確立されていない。 【方法】透析治療において、グリセオール投与の量や投与法を変えて血圧と血中浸透圧のモニターだけでなく、廃液中に排出するグリセロール量を経時的に計測することで、最適な血圧を維持するための方法を検討した。廃液中グリセロール測定は水素核NMR(核磁気共鳴)法を用いた。廃液採取は患者には非侵襲である。 【結果】グリセロール濃度が血中と廃液中でパラレルに動く事を確認した。グリセロールが血中から廃液中に迅速に排出されるため少量投与では浸透圧維持に効果がないこと、治療後半にかけて増量することが血圧低下の防止に大きく効果があることがわかった。

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