演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析中の血圧低下予防に対する下腿静脈還流促進の効果

演題番号 : O-0165

人見 泰正:1,4、衣川 由美:1、林 道代:1、稲葉 光彦:2、佐藤 暢:3、西垣 孝行:4、水野(松本) 由子:4

1:綾部市立病院 臨床工学科、2:綾部市立病院 泌尿器科、3:桃仁会病院 泌尿器科、4:兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科

 

【背景・目的】透析中に下肢静脈還流を促進させることで、循環血液量変化率(ΔBV)の低下を軽減できることを我々は過去に報告した。今回、同様の手法で透析中の血圧や気分評価等に対する効果を調べた。 【対象・方法】対象は維持血液透析患者19例とし、静脈還流の促進には下腿型間欠的空気圧迫法(空気圧迫法)を用いた。対象には4つの施行条件を課し、対照とした条件と加圧間隔と圧力の異なる空気圧迫法を施行した3つの条件を比較検討した。検討項目は、血圧、ΔBV、感覚変化、経皮酸素分圧、UNとCrの除去率・クリアスペース、及び気分評価尺度とした。 【結果・結論】静脈還流の促進は、血圧、ΔBV、感覚変化において高い効果を示した。血圧とΔBVは最も強い圧力を課した条件で最大の効果がみられ、感覚変化においては中等度の圧力を課した条件で最大の効果がみられた。本法は透析低血圧症の発症を低減させ得る手段として有用である可能性が示唆された。

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