演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

低血圧を呈する長期透析患者の慢性心不全に対してピモベンダンが有効であった3症例

演題番号 : O-0164

西村 眞人:1、迫田 知佳子:2、村川 真悠子:2、岡本 ゆう:3、所 敏子:2、西田 雅也:4、橋本 哲也:4、山崎 悟:4、岩元 則幸:4、小野 利彦:4

1:(特医)桃仁会病院 循環器科、2:(特医)桃仁会病院 腎臓内科、3:(特医)桃仁会病院 麻酔科、4:(特医)桃仁会病院 泌尿器科

 

【目的】PDE阻害作用とCa感受性増強作用を併せ持つピモベンダン内服が長期透析患者の慢性心不全に著効を呈した3例を報告する。 【症例】症例1は60歳代、男性、透析歴24年。症例2は、60歳代、女性、透析歴16年。症例3は60歳代、女性、透析歴38年。左室拡大、左室壁運動のびまん性低下を認めたが、有意の冠動脈病変、弁膜症、過大動静脈瘻無し。 【結果】3症例に対して、ピモベンダン1日2.5 mg 内服投与6か月目には心胸比(69→52%; 64→54%; 54→43%)、左室駆出率(31→52%; 35→73%; 50→69%)ならびに透析後の血漿BNP値 (664→320 pg/ml; 581→253 pg/ml; 687→211 pg/ml) の著明な改善をみた。心不全はNYHA分類上3例ともに3から2に改善した。 【結論】一般に透析心といわれている透析患者の非虚血性慢性心不全に対して、ピモベンダンは考慮されるべき薬剤の一つである。

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