演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析低血圧症に対するフルドロコルチゾン長期投与の効果

演題番号 : O-0162

石川 良一:1、清水 倉一:1、黒澤 斌:1、関 雄蔵:1、勢司 益夫:1、黒澤 雄司:1、山口 巖:1

1:(医)住吉クリニック病院

 

【目的】透析中低血圧を呈する透析困難症の患者に、フルドロコルチゾンを投与し、その治療効果について検討した。 【方法】2009年よりフルドロコルチゾン1日0.025mgから0.1mgを6ヵ月以上投与した透析低血圧症患者5名(平均年齢62.4歳、平均透析歴16.5年、糖尿病性腎症3名、慢性糸球体腎炎2名)について、投与前後の血圧変動、補液回数、生化学検査等について検討した。 【結果】投与前後の比較では、透析開始時の平均血圧(MAP)は、3/5名で27.3%、透析中最下降時のMAPは、4/5名で30.1%、透析終了時のMAPは、3/5名で40.1%の有意な上昇を認めた。さらに、患者1人当たり1ヵ月間の平均補液回数も6.4→1回と有意な減少を認めた。また、透析前の高カリウム血症の2名では、血清カリウムが有意に減少した。 【結論】透析低血圧症をきたす維持透析患者にフルドロコルチゾンを投与し一部の患者において有効であると判定した。

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