演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

エポエチンベータからBiosimilarへの切替えに関する検討

演題番号 : O-0160

菅沼 信也:1、高橋 英明:1

1:(医)腎内科クリニック世田谷

 

【目的】エポエチンベータ(EPOβ)からBiosimilar(BS)への切替えによる影響を検討する。 【方法】当院外来通院中の血液透析患者でEPOβ使用患者のうち12名を対象にEPOβからBSへ切替え、再度BSからEPOβへの切替えを行い、Hb値の維持効果、投与量を比較検討した。変更規格は3000IUのみとした。投与期間は各々3ヵ月で、観察期間は9ヵ月とした。EPOβからBSへの切替えを期間(1)、BSからEPOβへの切替えを期間(2)として、切替え前後での比較を行った。 【結果】期間(1):EPOβ使用中の3ヵ月間の平均Hb値は10.2g/dLで、BSに切替え後3ヵ月では10.0g/dLであった。その際の週あたり平均投与量は3949IUから5228IUと有意に増加した。期間(2):再度EPOβに切替えた後3ヵ月間の平均Hb値は10.5g/dLでBS投与期より有意に増加した。平均投与量は4911IUと変化は見られなかった。期間(1)、(2)いずれも鉄剤投与量、鉄関連、栄養関連、炎症関連の各パラメータ、透析量に有意差は認められなかった。 【結論】BSはEPOαとの同等性は示されているが、EPOβと同等とは言えない可能性がある。

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