演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

維持透析患者の長期CHDF時の高Caと低P血症を経験して

演題番号 : O-0147

小柳 邦治:1、山下 裕:2、河津 多代:2、浪江 智:2、吉福 律子:3

1:佐世保市立総合病院 臨床工学室、2:佐世保市立総合病院 腎臓内科、3:佐世保市立総合病院 看護部

 

【目的】HD患者の長期CHDF中に高Ca血症を経験した事例を第21回急性血液浄化学会学術集会で述べた。今回は症例の追加と、低P血症のデータの追加検討を行った。 【対象】長期CHDFを施行し、高Ca血症、低P血症を発症したHD患者3名と、非HD患者十数名のCaとPの変動等を検討した。 【結果】HD患者はCHDF治療日数に相関しCa値が上昇した。非HD患者もCa値は上昇してくるが、緩やかな上昇だった。長期CHDF患者の高Ca血症の原因特定はできなかったが、サブラッド中のCa、高カロリー輸液製剤、多臓器機能不全に伴う各種サイトカイン等の影響、1-25D3代謝経路の寸断等ではないかと考えられた。P値に於いては、低P血症がみられた。また、P値には検査の未実施が明らかとなり今後の検討と判断された。長期CHDF時には高Caと低Pは定期的な血液検査や、CHDFの補液:透析液の適宜検討が重要と思われた。 【結語】維持透析患者の長期CHDF時には高Caや低Pに十分に注意し、血液検査、補液、透析液の適切な調整が必要と思われた。

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