演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

維持HD患者における体液管理における血液濃縮率評価の有用性

演題番号 : O-0121

吉田 勝雄:1、真栄里 一:1、道端 鉄郎:1、本田 浩一:2、秋澤 忠男:2

1:エバラクリニック、2:昭和大学 医学部内科学講座腎臓内科学部門

 

【目的】HD患者の体液管理における血液濃縮率評価の意義をDW設定の指標とともに検討した。【方法】HD患者42名(男性29名,平均年齢66歳,平均透析歴120ヶ月,糖尿病患者57%)を対象に,DWの指標としてHD後脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)値,HD後CTRを測定した。血液濃縮はHt(Ht変化量(HD後Ht-前Ht)およびΔBV%((HD前Ht/HD後Ht)-1)×100,ΔBV/UF(ΔBV%/除水量/DW)から算出し,DWの指標との関係を比較した。【結果】HD後BNP値はΔBV%,Ht変化量とは相関しなかったが, CTR,ΔBV/UFと有意な相関を示した。この関係はBNP(logBNP)を従属因子とした多変量解析でも認められ,ΔBV/UFは有意な独立因子であった。ΔBV/UFとBNP2等分位下位群(<48.3pg/dl)の関係をROC曲線で解析したところ,ΔBV/UFのAUC (0.704)はCTR(0.724)と同様で,cutoff値は2.6であった。【結語】ΔBV/UFは透析後BNP値と有意に関係し、透析患者の体液管理の指標として応用可能と考えられた。

前へ戻る