演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析による血管内皮前駆細胞(EPC)への影響に関する検討

演題番号 : O-0120

前田 明信:1、高石 義浩:2、武智 伸介:3、小原 克彦:4、三木 哲郎:4、田原 康玄:5、佃 架奈:6、茂木 正樹:6、堀内 正嗣:6

1:(医)北条病院 泌尿器科、2:(医)北条病院 外科、3:武智ひ尿器科・内科 泌尿器科、4:愛媛大学大学院 加齢制御内科学、5:愛媛大学大学院 統合医科学、6:愛媛大学大学院 分子心血管生物・薬理学

 

【目的】透析患者では血管内皮前駆細胞(EPC)数の減少や機能低下が報告され、これらが心血管リスクの増大に関与する可能性が示唆されている。しかし、EPCの透析自体による影響の報告は多くない。今回、我々は透析による末梢血中のEPCへの影響を検討した。 【症例】血液透析患者78名(男性:47名、女性:31名、平均年齢:60.0歳) 【方法】透析前・後の採血サンプルを用い、CFU-Hill Colony Assayを施行。形成されたEPCコロニー数を評価し、臨床諸指標との関連性を検討。 【結果】EPCコロニー数は透析前4.5±7.8から後3.0±5.6(個/106単核球)に有意に低下し(p=0.03)、透析後のEPCコロニー数は年齢と負の相関を示した(r=-0.25、p=0.026)。性別・原疾患・薬剤・透析効率との間に有意な相関は無かった。 【結論】透析によりEPCコロニーの形成数が減少し、透析自体がEPC数や機能に影響を及ぼしている可能性がある。

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