演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

サイトカイン産生からみたエンドトキシン(ET)の膜通過について

演題番号 : O-0118

菅野 有造:1、森川 拓広:1、橋本 貴仁:1、吉本 裕:1、頼 建光:1、佐々木 成:1

1:東京医科歯科大学医学部附属病院 MEセンター

 

【目的】逆ろ過による透析液の生体内混入が明らかとなり、Cytokine-inducing bacterial fragmentsの暴露が懸念される。そこで、ETの膜通過をサイトカイン産生から評価した。 【方法】生理食塩液に標準ETを添加した1EU/mLの試験液をダイアライザの透析液側から血液側へ全濾過し、ろ液のETを測定した。また健常人の血液4mLに採取したろ液を0.5mLづつ添加し、36℃で12時間インキュベート後、遠心分離にて血清1mLを採取しIL-1βを測定した。コントロールは生理食塩液および試験液0.5mL添加とした。実験にはAPS-SD、APS-EA、APS-E(旭化成)を用いた。 【結果】全ての膜でろ液のETは検出限界以下であった。サイトカイン産生は生食添加が14 pg/mL、試験液の添加で250pg/mLを示し、ろ液の添加ではSD、EA、Eの順に11、13、18pg/mLでコントロールとした生食添加と同程度であった。 【結語】今回の実験ではIL-1β産生からのET膜通過は明らかにできなかった。

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