演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

中心静脈狭窄症のIVR施行中にステント脱落を認めた一例

演題番号 : O-0113

高崎 智也:1、樋口 輝美:2、水野 真理:2、大川 恵里奈:2、榎本 慎一:1、上田 寛朗:2、北村 卓也:3、志村 暁人:3、安藤 英之:4

1:敬愛病院 臨床工学科、2:敬愛病院 腎臓内科、3:敬愛病院 放射線科、4:敬愛病院 循環器内科

 

症例は80歳代男性。左シャント肢の著しい腫脹を呈したため、中心静脈狭窄症の疑いにて血管造影を施行した。左腕頭静脈に約30mmの90%狭窄を認め、経皮的血管形成術(PTA)を施行した。Sterling balloon catheter (10mm径、4cm 長)で拡張し、wall stent(10mm径、39mm長)を留置した。造影上、ステントのdistal edgeが浮遊し、バルーニングを試みようと、ガイドワイヤー操作を行っていた所、ステントが脱落し心臓内に浮遊した。ステント抜去を試み、ステントのストラップ間にガイドワイヤーを通過させ、balloon catheter を拡張し、ステントを上大静脈まで引き上げたが、左腕頭静脈は通過せず脱落した。大腿静脈にシースを挿入し、バイオプシー鉗子を用いステント抜去に努めた。シース挿入部付近までステントを移動し、シース挿入部付近を切開しステントを抜去した。中心静脈狭窄に対してのステント留置は有効だが、ステントの移動(migration)には注意が必要である。

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