演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

短期型透析用カテーテル(TVC)留置に伴う血管内血栓の発生に関する検討

演題番号 : O-0090

上村 麻衣:1、藤崎 毅一郎:1、中野 敏昭:1、谷口 正智:1、鶴屋 和彦:1

1:九州大学大学院病態機能内科学

 

【目的】TVC留置に伴う血管内血栓の発生率および危険因子に関して検討する 【方法】平成21年4月1日からの21か月間に当科でTVCを挿入し、抜去時に頸部血管エコーで血管内血栓の有無を確認しえた74例を対象に、前向き観察研究を行った。血栓の有無で分けた二群間において、合併症、内服薬、TVC留置期間および臨床検査データについて比較検討した。また、血栓の経過とTVC留置に伴う合併症の有無を観察した。 【結果】74例中、血管内血栓は55例(74%)にみられた。血栓形成群では糖尿病合併が多く、血清アルブミン(Alb)が低値で、C 反応性蛋白(CRP)が高値であった。性、年齢、Alb、CRP、糖尿病の有無、留置期間、ワルファリン内服の有無で多変量解析を行ったところCRPのみが有意な因子として残った。また、25例の血栓の経過を追い、16例で消失を確認した。合併症として、1例に内頸静脈閉塞を認めた。 【結論】TVC留置に伴う血管内血栓形成率は高値であり、そのリスクにもっとも寄与する因子は高CRP血症である。

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