演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血管径測定による上腕動脈ジャンピングバイパス術(Brachial Artery Jumping Bypass Grafting; BAJBG)の安全性の検討

演題番号 : O-0072

櫻間 教文:1、鵜川 豊世武:3、濱川 玲奈:2、岡本 裕矢:2、高野 裕介:2、能登 敏夫:2、市場 晋吾:3、氏家 良人:4

1:重井医学研究所附属病院 外科、2:重井医学研究所附属病院 放射線部、3:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 地域医療学講座、4:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 救急医学講座

 

上腕動脈ジャンピングバイパス術(BAJBG)は心不全合併症例のバスキュラーアクセス(VA)の一つである. 返血ルートを考慮したΩ型BAJBG手術前後での前腕における8箇所で血管径変化率を計測した. 内訳は新規11例(A群), AVシャント閉鎖後同側再建11例(B群)であった. 手掌動脈弓以外の7点ではいずれも血管径は縮小し, 上腕動脈は 両群で1%未満, 橈骨動脈ではA群で2~8%, B群では9%~15%, 尺骨動脈ではA群で2~11%, B群では1~10%の縮小であった. 上腕動脈が橈骨動脈と尺骨動脈に分岐する付近では血管径変化はさほど生じない結果であったが, 末梢側になるほど10%程度の縮小が生じていた. 今回の血管径変化率を計測することで, BAJBGは極端な血管径変化を来すことのない術式であると考えられた.

前へ戻る