演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

執刀科によるシャント開存率に与える影響

演題番号 : O-0069

村上 雅章:1、芹沢 寛子:1、川口 佑:1、渡邉 沙也花:1、上田 知未:1、松尾 陽子:1、松尾 研:1、田中 聡:1、森 典子:1

1:静岡県立総合病院 腎臓内科

 

【目的】シャント開存には血管選定を含めた執刀医の技量が関係するとされる。当院では2007年までは透析医療に従事していない外科系の他科にシャント作製を依頼していたが、2008年下半期より腎臓内科にて、触診やエコーにて血管走行や径を吟味してから作製するようになった。開存率の変化を調査した。 【対象】2009年1~8月に腎臓内科で新規作製したAVF(腎臓内科作製群)。対照は2007年1~8月に他科にて新規作製したAVF(他科作製群)。なおAVG新規作製数の増加は認めていない。 【方法】開存率をKaplan-Maier法を用いて算出し、Log-Rank検定にて比較した。 【結果】360日後の二次開存率は腎臓内科作製群が90.2%、他科作製群が54.7%で、一般的な手術経験豊富な外科系他科より腎臓内作製群が有意に(P=0.0002)良好であった。 【考察】手術の技術的な側面より、内科外科に関わらず、透析に携わる医師が実際のアクセス使用を踏まえ、術前評価やデザインを熟慮してシャント作製する事がより重要であると推察された。

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