演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液流量に対応する至適透析液流量の検討

演題番号 : O-0041

中野 翔大:1、姉川 聡美:1、森邊 朋子:1、蟹由 斉:1、高山 政之:1、小笠原 陽:2

1:(医)聖水会高山クリニック 臨床工学技士部、2:小笠原クリニック

 

【目的】近年、透析装置ごとに透析液流量(QD)が比較的容易に設定できる事から、実験的に各血液流量(QB)とQDにおけるクリアランスの測定を行い、各QBに対応したQD条件を導き出た。これにより透析液使用量の適正化と、それによる透析効率への影響について検討した。 【方法】ダイアライザーはCX-1.6U,2.1U,FB-150Uβ,210Uβを使用。UN,Cr,VB12各100,10,2mg/dlの模擬血液を作成しQB150~300ml/min,QD300~600ml/minと段階的に条件を設定しクリアランスを測定した。さらに各患者に設定し比較検討した。 【結果】各QBの適正クリアランスはQB150/QD300,QB200/QD450,QB250/QD550であった。当院でのQD500一定と比較して、透析液使用量は12%減少し、KT/Vはp<0.05で有意の上昇を得た。 【考察】患者QBごとのQD設定は作業の手間を容認すれば、血液流量200ml/min以上の患者についても適正な透析液流量を確保でき、資源である透析液の有効な配分が可能であった。

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