演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

AN69膜ダイアライザーの使用経験~下肢血流改善効果の観点から~

演題番号 : O-0035

佐藤 美和:1、岸浪 伸哉:1、佐藤 了亮:1、工藤 良枝:1、大槻 剛:1、関 裕幸:1、石田 亜希:1、芳賀 盛:1、宍戸 洋:1

1:みやぎ清耀会 緑の里クリニック 透析室

 

【目的】近年、AN69膜の陰性荷電によるブラジキニン産生が血管を拡張させ下肢血流改善効果をもたらすとの報告がされている。当院では、以前からAN69膜を使用してきたが下肢血流改善を主目的として使用した例はない。今回、現在当院でAN69膜を使用している患者を対象にAN69膜使用前後の下肢血流とABIの変化を調査した。 【対象】AN69膜を使用している患者10名を対象とした。 【方法】年1回行っている下肢血流測定の結果からAN69膜使用前後の下肢血流速度及びABIの変化を調査した。 【結果】AN69膜使用前後の下肢血流速度の変化は平均でやや低下傾向にあったが、大半が正常範囲であった。ABIをAN69膜使用前後で測定していた患者6名では、5名が上昇し平均に有意差はなく、大半が正常範囲内であった。 【考察・まとめ】今回の調査ではAN69膜を選択したことにより下肢血流が改善したとはいえなかった。だが、悪化を最小限に抑えている可能性はあると考えられた。

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