演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

H12積層型ダイアライザの長期使用による下肢血流改善効果

演題番号 : O-0033

古屋 良紀:1、野木 雅仙:1、芝本 隆:2、野中 達也:1、星野 正信:1

1:清湘会記念病院、2:秀和綜合病院 臨床工学部

 

【目的】第55回JSDTにて、ガンブロ社製H12積層型ダイアライザの使用が下肢血流改善に有用であると報告をした。今回長期継続使用した患者の臨床効果を検討した。【方法】透析患者7名を対象とし、第55回JSDTにて皮膚還流圧(SPP)値が改善された4症例(良好群)とされなかった3症例(不良群)に分けて18ヶ月間の評価をした。項目は1)脂質(TG、LDL-chol、HDL-chol、小粒子LDL-chol、平均LDL粒子径)、FBG、高感度CRP、2)SPP測定、3)歩行機能(痛み、距離、スピード)を5段階にて整理した。【結果】1)両群共にTG、LDL-chol、HDL-cholに変化はみられなかった。小粒子LDL-cholは低下し平均LDL粒子径は増大した。FBGは低下しその値を維持した。高感度CRPは不良群に比し良好群は低値であった。2)良好群のSPP値は正常域を維持した。不良群のうち2症例は外科的治療が必要となった。3)良好群において歩行機能が改善された。【結語】H12積層型ダイアライザの長期使用は下肢血流改善、維持に有用な手段の1つであると考える。

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