演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

AN69膜を用いた血液レオロジー

演題番号 : O-0032

白井 浩一:1、明石 理恵:1、堤 丈哲:1、大山 哲:1

1:医療法人大山会大山クリニック

 

【目的】AN69膜は、強い陰性荷電を持つためブラジキニンの産生を増加させ血管を拡張させることから、末梢血流障害の改善に有効な透析器であると報告されている。また、血液の流動性に関与するフィブリノーゲン(Fib)を吸着するともいわれている。今回、Fibの吸着が、末梢血流障害の改善に可能性があるのかを評価したので報告する。【対象】維持透析患者8名。(非糖尿群6名と糖尿群2名)【方法】PS膜からAN69膜に変更し、毎月一回透析前後に血液流変性観察測定装置を用いて、血液の流動性とLDL・HDL・Fib・Ht・ALB・BMGの血液検査を3ヶ月間測定した。また、皮膚灌流圧(SPP)とサ-モグラフィーも透析前後で測定した。【結果】AN69膜の使用1ヶ月後よりFibの低下を認め、3ヶ月後には血液の流動性が上昇し、有意差を認めた。また、SPPとサーモーグラフィーに変化を認めた。【考察】AN69膜の親水性メタリルスルホン酸ナトリウムが持つ強い陰性荷電が、陽性電荷を有するFibを吸着し、低下させたと考えられる。【結語】AN69膜は、血液の流動改善に有用な透析器と示唆された

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