演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

AN69膜は血液レオロジーを改善し皮膚灌流圧(SPP)を上昇させる

演題番号 : O-0031

日高 寿美:1、岩上 将夫:1、古谷 玲:1、持田 泰寛:1、石岡 邦啓:1、真栄里 恭子:1、岡 真知子:1、守矢 英和:1、大竹 剛靖:1、小林 修三:1

1:湘南鎌倉総合病院 腎免疫血管内科

 

【目的】下肢末梢動脈疾患(PAD)を有する血液透析(HD)患者に陰性荷電の親水基を有するAN69 膜を使用し、下肢末梢循環に及ぼす効果を検討した。 【方法】FB/PES膜を使用している長期HD患者で、下肢血管エコーまたは造影で狭窄所見を有するか、ABIが1.0未満、あるいは SPPが50mmHg未満のいずれかを満たす患者20人を、現行のままのFB/PES膜群10名とAN69膜群10名に割り付けた。6か月間の治療前後で血液検査、ABI、SPP、MC-FANの赤血球通過時間を測定し比較した。 【結果】6か月間でFontaine分類によるPAD病変が進行した症例はFB/PES膜群で2名おり、AN69膜群では認めなかった。血液検査とABI値は2群とも変化しなかったが、SPP値はAN69群で治療後に有意に上昇していた(43.1±17.3→56.7±14.9mmHg p=0.03)。MC-FANの赤血球通過時間はAN69群で6か月後に透析後有意に短縮しレオロジーの改善を認めた。 【結論】AN69膜は血液レオロジーの改善を介してSPP値を上昇させた。

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