演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

ビタミンE固定化透析膜(VPS)が凝固線溶系および酸化ストレスマーカーに及ぼす影響

演題番号 : O-0019

兒島 憲一郎:1、奈倉 倫人:1、山下 正弘:2、高橋 和志:2、清水 淑子:2、喜田 浩:3、街 稔:4、小林 秀樹:5、猪上 剛敏:5、目良 純一郎:6、内田 俊也:1

1:帝京大学医学部附属病院 腎センター、2:堀ノ内病院、3:望星赤羽クリニック、4:十条腎クリニック、5:川口六間クリニック、6:新線池袋クリニック

 

【目的】近年、動脈硬化の進展に凝固線溶系が関与することが報告されている。VPSを使用した血液透析が凝固線溶系に及ぼす影響について検討。【方法】維持透析の患者37名を無作為にVPS使用(VPS群19名)とポリスルホン膜使用(PS群18名)の2群に分け、前と6、12か月後にfibrinogen (Fib)、D-dimer、TATおよび酸化ストレスマーカーのMDA化LDL、8-OHdG、ADMA、CRPを測定。【結果】両群の患者背景に有意差なし。Fib がVPS群において前値に比し-6%、-10%と低下し(p<0.05)、両群間でも有意差が認められた(p<0.05)。酸化ストレスマーカーは両群間で変化なかった。【結論】VPS使用によりFibが有意に低下したが、その機序として抗酸化作用以外の可能性が示唆された。長期使用による動脈硬化の進展抑制が期待される。

前へ戻る